2008年4月9日水曜日

語り手としての新しい仕事二つ

伊豆八十八ヵ所の霊場めぐりを始めていたのだが、本格的にスポンサーがついて八十八ヵ所めぐりの放送が決まりそうである。でも、これが結構大変な仕事になりそうだ。語り手としてはどんな依頼にも応え得る力をつけなくてはならないと鍛錬しているつもりだが、時間も労力も並ではない仕事になりそうだ。放送だから、生の声と表情などで伝える語りとはまた別の仕事になるが、声のみで伝える世界。これはまた力になるはずだ。

今年の春で、有線放送の終了に伴い、ボランティアで16年続いたお話の時間が終了した。およそ8分から10分の物語を自由に語るものだったから、気楽に続けてこられた。それでも、16年も続けてこれたのは、ほんとにたくさんのお話と私が出会ってきたからなのだ。放送の仕事がなくなったのは少しばかり淋しい気がして、地域FMの方に話をしたら、スポンサーがつけばおはなしの番組が作れるという。

まずは単に昔話などの物語では簡単にスポンサーが探せない。そこで、地域の何か・・・・と話し合った結果、八十八ヵ所めぐり。いくつかめぐっておはなしを生み出し、それを録音し、スポンサー探しをしてもらった。で、OKが出た。ただし、全てのお寺の紹介を入れるという条件付。その原稿を全部私が作り、語るのである。

やるからにはいい仕事にしたい。自分で納得のいくものにしたい。聞いてくださる方が本当に楽しめるものにしたい。ストーリーテラーは、ストーリークリエーター。本当に語り手としての力量が問われる仕事になる。時間も決まっているのだから、なんとしても一話を時間内に納めなければならない。

八十八ヶ所の霊場めぐりは、取材の旅になる。でも、納経帳は持っていこう。心をこめてお参りすることに変わりはない。聞いてくださる方の心に届くものを作ろう。

もうひとつ、新しい仕事の依頼が来た。これも私が働きかけていたものだが、本格的に、認知症の方へのケアとしての語りを、少人数で同じ人たちに月に2回。これまでのようなパフォーマンスとしての語りではなく、研究として試みることになったのだ。これは何らかの結果が出なければやめることになるだろう。介護の勉強もしていかなくてはならない。母のことがあるので、これまで学んだことを生かそうと思う。

真剣勝負。またまた、忙しくなる。

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